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チン首相、教育の平等アクセス確保を強調

ファム・ミン・チン首相は22日、全国の教育関係者をオンラインで結んだ会議を開催し、教育の平等なアクセス確保を最重要課題として掲げました。

首相は会議で「生徒が学校、教室、教師、食事、衣服に不足することを断じて許してはならない」と力強く宣言しました。この発言は、ベトナム政府が教育格差の解消に本格的に取り組む決意を表したものです。

会議は政府庁舎を主会場に、全国34の省と市をオンラインで結んで行われました。

チン首相は特に、これまで教育を「教育部門だけの仕事」と捉えてきた従来の考え方を改め、「政治システム全体、全国民、全社会の共通任務」として位置付ける必要があると強調しました。

また、山間部の住民や少数民族など、社会的に配慮が必要な人々への教育機会確保についても重点的に取り組むよう指示しています。

首相は教育政策の基本として「生徒・学生が中心、教師が原動力、学校が基盤、家族が支え、社会が土台」という5つの柱を提示しました。この理念に基づいて、教育制度の根本的な改革を進めていく方針を示しました。

(VOVWORLD) 


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