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チン首相、丸紅の大本社長と会見

14日午後、ハノイの政府本部にてファム・ミン・チン首相は、ベトナムを実務訪問中の日本・丸紅株式会社の大本晶之社長と会見しました。

会見でチン首相は、丸紅に対し、ガス火力発電所の拡張を引き続き進めるとともに、ベトナム国営石油・エネルギーグループ(ペトロベトナム)と協力して洋上風力発電を推進し、2050年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロの目標達成を支援するよう要請しました。

また、丸紅がベトナム産のコーヒーや米の日本および世界市場への輸出強化を支援し、日本側がベトナム産の農産物や食品、果物の輸入を拡大することへの期待も示しました。

これに対し、大本社長は、丸紅としてベトナム産業の発展と拡大に貢献したいと述べ、特に北部クアンニン省における電力供給能力の強化について提案しました。

さらに、クアンニン省のアマタシティ工業団地への投資に関連し、チン首相は丸紅がハイテク分野への投資を継続することに期待を示すとともに、ベトナム政府としては行政手続きの簡素化や戦略的インフラ整備への投資を進め、丸紅をはじめとする投資家にとってより有利な条件を提示していくと強調しました。

なお、丸紅ベトナム事務所は1991年に設立され、現在、7500人のベトナム人従業員が丸紅のプロジェクトに従事しています。

(VOVWORLD) 


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