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チン首相、中部地域の災害復旧会議を開催

ファム・ミン・チン首相は13日、中部地域を襲った自然災害からの復旧に関するオンライン会議を開き、インフラの早期復旧と住民生活の安定化を指示しました。

会議には中部の7つの省と市がオンラインで参加しました。

チン首相は各地方に対し、電力、水道、交通、通信などのインフラを速やかに復旧するよう求めました。また、食糧が不足している世帯にあらゆる手段で支援物資を届け、住民を安全な場所に避難させること、学校や医療施設の問題を直ちに解決し、住民の生活再建を急ぐよう指示しました。

さらにチン首相は、銀行や保険会社などに対し、被災した住民や企業が生産や事業を再開できるよう、ローンの返済延期や債務の凍結などの支援措置を早急に実施するよう要請しました。

また、財務省には2025年の予備費を活用した支援策を検討し、遅くとも14日正午までに提出するよう求めました。

暫定報告によりますと、今回の災害はハティン省からクアンガイ省にかけての中部地域に深刻な被害をもたらしました。死者と行方不明者は合わせて90人、けが人は273人に上っています。住宅の被害は、全壊が1,900棟、損壊や屋根が飛ばされるなどの被害を受けた家屋が22万7,000棟に達しています。

被害総額は30兆ドン、日本円でおよそ1,700億円を超え、ベトナムの経済成長率を0.2から0.4ポイント押し下げる影響が出ています。

(VOVWORLD) 


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