中国広西チワン族自治区南寧市で開催されている第20回CAEXPO=中国・ASEAN=東南アジア諸国連合博覧会および中国・ASEANビジネス・投資サミットに出席するにあたり、16日、南寧市で、ファム・ミン・チン首相はテクノロジーや、エネルギー、インフラ整備などの分野に携わる中国のいくつかの大手企業の経営者と個別会見を行いました。
ファーウェイ社のアジア太平洋担当者林百風氏との会見で、チン首相は、同社の効果的な投資活動を高く評価するとともに、ベトナムで展開中のファーウェイ社の投資活動の効果にお祝いの言葉を述べました。一方、林氏は、「ファーウェイはベトナムにおけるデジタル経済開発や、デジタルインフラ整備、産業界のデジタル化・脱炭素化移行などに貢献したい意向がある」と表明しました。
エネルギーチャイナ社の張満平副会長との会見で、チン首相は、「ベトナムは、ベトナムで効果的かつ持続可能な投資を行うエネルギーチャイナを含む中国の企業にあらゆる好ましい条件を提示している」と強調しました。
CCCC=中国交通建設集団の王銅柱会長との会見で、チン首相は、CCCCがベトナムでインフラ整備とエネルギー分野に関わる20件以上のプロジェクトを効果的に実施してきたことを高く評価しました。その中には、ハノイ~ハイフォン間高速道路や、カイメップ・ティーバイ国際港、ビンタン火力発電センター、ソクチャン風力発電所建設プロジェクトなどが含まれるとしています。
CCCC側は「ベトナムにおける南北高速鉄道、高速道路、空港、港湾、風力発電所などのプロジェクトに参加していきたい意向がある」と表明しました。これに対し、チン首相は、「中国企業を含め外国企業がベトナムで投資経営活動を拡大することを歓迎する」と確認しました。
(VOVWORLD)