11日午後、政府本部でファム・ミン・チン首相は、11日から13日までベトナムを公式訪問中のソロモン諸島のピーター・シャネル・アゴヴァカ外務・貿易大臣と会見しました。
会見でチン首相は、両国関係の発展に向け、貿易、教育、保健、交通インフラ分野での協力強化が重要であると強調しました。また、農業、海洋・漁業協力、再生可能エネルギーなど、双方が強みを持つ分野への企業投資拡大を奨励しました。さらに、ソロモン諸島での協力機会を探るため、現地の漁業・水産加工施設への投資や水産物輸出などについて調査団を派遣する方針を示しました。
チン首相はまた、外交・公用旅券所持者に対する査証免除協定の早期締結を提案するとともに、ベトナムと南太平洋諸国を結ぶ航空路線の開設促進にも意欲を示しました。
これに対し、アゴヴァカ大臣は、ソロモン諸島における水産業および農業分野での人材育成と技術支援に対するベトナムの協力を要請し、ベトナムからのコメや原材料の輸入に関心を示しました。また、ソロモン政府として、ベトナム企業が同国の潜在的プロジェクトに投資できるよう最大限の支援を行う考えを表明しました。
(VOVWORLD)