ファム・ミン・チン首相=chinhphu.vn |
席上、閣僚らは5月と年初からの5か月間の経済社会状況などについて討議しました。会議で発表された報告書によりますと、年初から、ベトナム経済社会状況は引き続き改善され、国際社会と国民から好評を得ています。その中で、第31回東南アジア競技大会の成功や、マクロ経済の安定、インフレの抑制、金融市場の安定、食糧・エネルギーの安全保障確保などは重要な要素とみられています。
アメリカの格付け会社である「S&P Global Ratings(S&P グローバル・レーティング)」は、「今年のベトナムのGDP=国内総生産の伸び率は6・9%に、そして、来年は6・5%~7%に達する見通しである」と予測したとしています。
会議で、チン首相は、「年初から達成されてきた成果は今後の経済社会回復・発展に前提を作り出す」と強調するとともに、「今後、経済体制や、政策、メカニズムを完備させながら、マクロ経済の安定を維持し、インフレを抑制し、金融政策を臨機応変に運営していく必要がある」と訴えました。
また、閣僚らに対し、「少数民族居住地と山岳地帯での経済社会発展プログラム」や、「新農村づくりプログラム」、「持続可能な貧困解消と社会保障プログラム」を同時に進めていくよう指示しました。
ソース:VOV