現地時間の21日、スイスのダボスで開催中のWEF=世界経済フォーラムの第55回年次総会に参加した際、ファム・ミン・チン首相は、多くの国と国際機関のリーダーと会談を行いました。
リトアニアのギンタウタス・パルツカス首相との会見で、両首脳は高官レベルの交流を引き続き強化し、外務省間の既存の協力メカニズムを効果的に実施することで合意しました。リトアニア首相は、ベトナムとの経済貿易、エネルギー分野での協力を促進し、再生可能エネルギーや液化ガスなどの潜在的な分野への協力を拡大したい意向を示しました。
ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領との会見で、チン首相は、両国間の協力を維持・促進していくこと、各レベルでの交流を続けることへの希望を表明しました。また、両国間の貿易を早期に回復させ、経済貿易協力に関する政府合同委員会の活動を再開するため、効果的で適切な手段を模索し続けることを強調しました。
チン首相は、ロシアとウクライナの紛争に対するベトナムのバランスの取れた客観的かつ一貫した立場を強調し、すべての争いは、国際法および国連憲章の基本原則に従って、平和的に解決されるべきであるとの見解を述べました。また、関係者の正当な利益を考慮し、国際社会による仲裁努力を支持し、紛争の長期的な平和的解決策を求める姿勢を示しました。
パナマのホセ・ラウル・ムリーノ・キンテロ大統領との会見で、チン首相は、両国民の親近感が二国関係、特に政治・外交、経済・貿易の強化にとって有利な条件であると強調しました。一方、パナマ大統領は、両国には貿易、サービス、インフラ、電気自動車、医薬品、観光開発、草の根交流など、互いに補完し合うことができる多くの分野があると評価しました。
WIPO=世界知的所有権機関のダレン・タン事務局長との会見で、チン首相は、2024年のグローバルイノベーションインデックス(GII)を発表したWIPOの取り組みを高く評価するとともに、ベトナムがイノベーション、科学技術、デジタルトランスフォーメーションへの投資を強化する意向を示し、WIPOがベトナムのグローバルイノベーションインデックスでのランクアップを支援するよう希望を表明しています。
(VOVWORLD)