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チン首相 中国中央軍事委副主席と会見

26日午前、政府本部でファム・ミン・チン首相は、ベトナムを訪問中の中国共産党中央軍事委員会の張又侠副主席と会見しました。

会見で、チン首相は、ベトナムの外交政策において中国との関係強化を客観的な要求、戦略的な選択、最優先事項として位置づけていることを強調しました。また、ベトナムと中国の戦略的意義がある「未来共有の共同体」の構築に向けて、両国軍がより実質的な防衛・安全保障協力を推進する必要があると訴えました。

さらに、両国の信頼と連携を強化するため、「外交・国防・公安」という3+3対話メカニズムを効果的に運用し、政治、国防、安全保障分野での協力を深化させる意向を示しました。特に、科学技術の移転や人材育成、情報と研究成果の共有などの分野で国防安全保障協力をさらに推進し、陸海の国境管理においても引き続き密接に協力することを呼びかけました。

海洋問題に関して、チン首相は、双方が両国の高級指導者が合意した共通認識を厳守し、適切に問題に対処し、海上での安定状態の確保を徹底するよう提案しました。そして、ベトナム東部海域(南シナ海)におけるDOC=海上行動宣言の完全履行、COC=海上行動規範の交渉を早期に妥結することの重要性を強調しました。

これに対し、張副主席は、両国間の防衛協力にはさらに多くの可能性があると述べ、中国軍としてもベトナム軍との協力を通じて、両国の戦略的意義がある「未来共有の共同体」の構築に貢献する用意があると表明しました。また、海洋問題に関して、双方は両国の指導者が合意した方向性に基づき、意見の相違や問題解決に向けて協力するべきだと強調しました。

(VOVWORLD) 


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