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チン首相 「ASEAN:さらなる飛躍のためのつながり」討論会に出席

現地時間の22日午後、スイスのダボスで開催されていたWEF=世界経済フォーラム第55回年次総会の枠内で、ファム・ミン・チン首相は「ASEAN:さらなる飛躍のためのつながり」をテーマにした討論会に出席し、演説を行いました。

この討論会はWEFのボルゲ・ブレンデ総裁が司会を務め、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相、バングラデシュのムハマド・ユヌス首席顧問、ミャンマーを担当する国連事務総長のジュリー・ビショップ特使、そしてマスターカードのメリット・ジェイノー取締役会長が参加しました。

討論会で、チン首相は、ASEANが科学技術、イノベーション、デジタルトランスフォーメーションを原動力とする「スマート時代」に進むべきであり、それを地域の成長に向けた新たな突破口を切り開くべきだと強調しました。

ASEANの未来に向けたビジョンを共有し、チン首相は、スマート時代に成功するため、ASEANは6つの要素を確保する必要があると述べました。それらは、政治面で平和で安定し、戦争のないこと、経済面でに急速かつ持続可能な発展を遂げること、文化面で多様性の中での統一を促進し、ASEANのアイデンティティを発展させつつ、各加盟国の独自性を保つこと、環境面で持続可能な資源利用と次世代のための環境保護を確保すること、社会面で社会の進歩と公平性、包括的な発展を実現し、誰一人も取り残さないことです。

また、ミャンマー問題に関して、チン首相は、ASEANが共通の目標に向けて団結と協力を保つことで、ミャンマー国民に平和、安定、幸福が早期に回復することに貢献するとの確信を表明しました。

この討論会は、スイスのダボスで行われたチン首相率いる政府代表団の最後の活動であり、WEFやスイスでの二国間会見を含む一連の活動の締めくくりとなりました。このイベントを終えた後、チン首相夫妻と代表団はスイスを発ち、ポーランド、チェコ、スイスでの公式訪問やWEFへの出席を成功裏に終え、帰国しました。

さらに、同日正午、計画投資省および外務省はベトナムで有数の財閥企業であるソビコグループと連携し、「デジタルインフラとグリーンエネルギー:スマート時代での飛躍」をテーマにした座談会を共同主催しました。

(VOVWORLD)


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