15日午前、ハノイで、ファム・ミン・チン首相はWB=世界銀行ベトナム・ラオス・カンボジア地域事務所のマリアム・シャーマン所長と会見しました。
席上、チン首相は世界銀行に対し、融資手続きと条件を改革し、戦略目標、特に大規模インフラプロジェクトを含むインフラ開発の実現に向けた政策アドバイスを行うよう求めました。
また、チン首相は、ベトナム政府が世界銀行を重要かつ信頼できるパートナーとして位置づけ、WBがベトナムの社会経済発展に多くの支援と積極的な貢献をしてきたことを強調しました。さらに、今後も、WBが引き続き主要な開発パートナーとしての役割を果たし、マクロ経済の安定維持、持続可能な成長の促進においてベトナムと経験共有をし、支援を強化することへの希望を表明しました。また、グリーン経済、デジタル経済、循環経済の発展プログラムの効果的な実施、経済競争力と外部ショックへの耐性向上を支援するよう提案しました。
そして、チン首相は、交通、エネルギー、気候変動対応、水資源の総合的な管理など双方が関心を持つ分野での地域間・国家間協力プログラムや政策策定に関する具体的な提案や勧告をシャーマン氏に求めました。
一方、シャーマン氏は、ベトナムの新時代における国家発展戦略を高く評価し、WBはこのプロセスでベトナムを支持・同行・支援すると述べ、ベトナムが優先的に提案する分野において、今後5年間で110億ドル以上の融資をベトナムに提供する提案を支持すると明らかにしました。また、優遇的な追加資金源を探すとともに、世界銀行や他の支援者からの融資を使用するプロジェクトをベトナムが効果的に実施するための政策助言、技術・専門的アドバイスを提供することを約束しました。
(VOVWORLD)