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チン首相 PCA常設仲裁裁判所を訪問

PCA常設仲裁裁判所のCzepelak理事長は、「陣営を選ばず、正義と道理を選ぶ」というベトナムの方針はPCAの指針でもあると述べました。
チン首相 PCA常設仲裁裁判所を訪問 - ảnh 1チン首相(左)とCzepelak理事長(右)

会見で、チン首相は、ベトナムは各国間の紛争の平和的な解決に対するPCAの役割を評価すると明らかにし、PCAがハノイに駐在員事務所を開設したことは国際的な統合を重視し、国際紛争の平和的解決を支援するというベトナムの一貫した姿勢を示すものであると強調しました。また、ベトナムはPCAのような仲介機関を通じて法の支配、および関係者の合法的な利益の確保を原則に、各国との紛争を平和的に解決する用意があると述べました。そして、チン首相はPCAに対し、領土や経済、貿易などの分野における紛争の解決の知見を共有し、ベトナム人の採用に便宜を図るよう提案しました。

一方、Czepelak理事長は、「陣営を選ばず、正義と道理を選ぶ」というベトナムの方針はPCAの指針でもあると述べ、国連憲章と国際法の順守を促進するベトナムの役割を歓迎しました。また、PCAはベトナムの関連省庁と連携し、国際法に適するベトナムの人材育成を進めていると明らかにしました。

チン首相 PCA常設仲裁裁判所を訪問 - ảnh 2オランダ在住ベトナム人との懇親会

同日午後、チン首相はアムステルダムのFemke Halsema市長およびオランダの大手企業の代表と会合を行いました。

そして、11日夜、チン首相は、オランダに在住中の2万5千人のベトナム人の代表と懇親しました。この席で、チン首相は、今回のオランダ訪問が両国関係を新しい発展段階に押し上げるとの希望を表明しました。

なお、PCAは1899年に設立された政府間組織で、オランダのハーグに本部を置き、締結国は122か国となっています。PCAは、海洋法を含む多くの分野での国家間、国家と投資家間、国際機関と民間組織間の仲裁、調停、和解を通じて、紛争解決メカニズムを実施しています。2012年から現在までに、ベトナムの多くの著名な法律家がPCAで仲裁人を務めています。


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