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チン首相 COP26に際し 各国の指導者らと会見

現地時間の11月1日、イギリスのグラスゴーで開催中のCOP26=第26回気候変動枠組条約締約国会議の枠内で、ファム・ミン・チン首相はアメリカのバイデン大統領、韓国のムン・ジェイン大統領、タイのプラユット・チャンオチャ首相、オーストラリアのスコット・モリソン首相、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長らと会見した他、地球環境基金の会長兼最高経営責任者と会合を行いました。
チン首相 COP26に際し 各国の指導者らと会見 - ảnh 1豪首相との会見
オーストラリアのスコット・モリソン首相との会見でチン首相は「今後、双方は貿易振興を進め、企業と地方間の連携を強化し、早期に商取引額を150億ドルに引き上げ、双方の投資額を倍増させる必要がある」と強調しました。
一方、モリソン首相はベトナムに370万回分の新型コロナワクチンを追加供与するとともに、ベトナムとの持続可能な協力関係を強化すると強調したうえで、グリーンかつクリーン・エネルギーの活用でベトナムと協力したい意向を示しました。
双方は多国間場裏で緊密に連携していくと表明し、ベトナム東部海域をはじめ、海上・上空の自由航行、安全保障の確保に関する共通の認識を明らかにするとともに各レベルの訪問団の交換や対面式とオンライン方式による会合の維持で一致しました。
欧州委員会のライエン委員長との会見でチン首相は欧州委員会に対し、ベトナムの新型コロナワクチンへのアクセスを支援し、医療設備を提供するよう要請しました。一方、ライエン女史はワクチンの直接輸出と「コバックス・ファシリティ」を通じて、ベトナムにワクチンを供与していくと強調しました。
バイデン大統領との会見でチン首相はアメリカとの関係を重視し、この関係の深化を希望すると表明しました。一方、バイデン大統領はCOP26へのベトナムの積極的かつ主体的な参加、特に気候変動対応、温室効果ガス削減、グリーン・エコノミー、循環経済への転換に向けての決意や温室効果ガスを実質0にすることへの公約を高く評価しました。
両指導者はベトナム・アメリカの全面的パートナーシップをさらに発展させ、パリ協定に基づく気候変動対応を目指す金融・技術分野での協力を推進していくことで一致しました。
ムン・ジェイン大統領との会見で双方は政治、外交、貿易・投資、草の根外交、ハイテク分野を中心に戦略的パートナーシップを強化していくことで一致しました。
一方、地球環境基金のカルロス・マニュエル・ロドリゲス会長兼最高経営責任者との会合でチン首相は2022年~2026年期にメコンデルタの食糧安全保障、海洋プラスチックごみ処理、生物多様性、自然の保存と生態系の回復、気候変動対応に関するパリ協定の公約の履行でベトナムを支援し続けるよう提案しました。
ソース:VOV

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