世界遺産ホイアン旧市街の特別で象徴的な建築物であるチュアカウは、誕生から４００年以上が経ち、深刻な劣化が進んでいました。国内外の専門家と日本の国際協力機関の協力を得て、この大規模な修復によりチュアカウが復活し、長年にわたり安定した状態を維持することができるようになりました。 

チュアカウは日本橋また来遠橋としても知られ、歴史、文化、芸術的建築の観点から特別な価値を持つ建築物で、ホイアン旧市街の典型的なシンボルであり、魂となっています。

チュアカウは開架以来約４００年にわたり改修を重ねてきたにもかかわらず、他の多くの木造建築物と同様に劣化を避けることはできませんでした。

多くの調査、セミナー、議論、意見交換など、かなり長期にわたる徹底した研究期間を経て、修復計画に合意し、２０２２年１２月２８日にチュアカウ遺跡の修復が開始され、１９カ月以上を経て２０２４年８月３日に大規模な修復が完了しました。

チュアカウの大規模な修復は、直接実行する専門家や職人にとって重要な課題であると考えられています。したがって、建物を出来るだけ元の状態に正確に復元するには慎重、正確かつ科学的に修復を計算する必要があります。

特に、遺跡が「公開手術」方式で改修されるのは初めてで、常に多くの観光客や人々で賑わう旧市街の中心部で改修修復作業が行われることになります。

修理作業中には、分解および再取り付け時のエラーを避けるため、細心の注意を払って多くの詳細や構成物が撮影され、写真に撮られます。

慎重かつ科学的なこの大規模な修復の後、チュアカウの建築形状と構造は全体から細部に至るまで、ほぼそのままの状態で保存されています。完全に損傷して交換が必要なコンポーネントはわずかですが、形式、材料、技術はオリジナルとほぼ同じであることが保証されています。

半世紀近くの時間と雨風に耐えた後、この大規模な修復を経て、チュアカウが復活したと言えます。このプロジェクトは欠陥をほぼ完全に克服し、その安定性を大幅に強化し、ホイアンの文化遺産と共に安定性と持続可能性がを確保し、国内外の観光客の発見の旅に欠かせないお気に入りの目的地であり続けます。

• 文、撮影：ベトナムフォトジャーナル