ベトナム訪問中、ペトル・フィアラ首相は、ベトナムの指導者らと会談・会合を行いました。これらの席で、両側は「両国の伝統的友好関係と多面的な協力を重視し、発展させていきたい」と再確認するとともに、草の根の交流、貿易投資振興、観光、教育訓練などの分野で協力を強化していくことで一致しました。

また、両国間の文化交流の強化、相互理解の深化を目指して、ベトナムでチェコ文化センターを設立するほか、両国を結ぶ直行便を早期に就航するとしています。さらに、２年後に両国間の年平均貿易額を１０億ドルにするという目標を設定しました。

地域と国際問題に関しては、両国は、国連、ASEM＝アジア欧州会合、EU＝欧州連合、ASEAN＝東南アジア諸国連合など国際場裏で互いに支持し合い、緊密に連携していくとともに、ベトナム東部海域（いわゆる南シナ海）における平和・安定・安全保障・航行の自由の確保の重要性を強調し、国際法とりわけ1982年国連海洋法条約に則ってこの海域を巡るあらゆる紛争を平和措置で解決することで一致しました。

(VOVWORLD)