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タンロン古城で旧正月テトを楽しむ雰囲気を再現

(VOVWORLD) - 2023年に入り、タンロン古城遺産保存センターは旧正月テトを迎える様々な活動を行う計画があります。

その幕開けとして、1月1日、旧正月テトに因んだ展示ブースが設けられ、テト関連の風俗習慣が紹介され、来場者の注目を集めています。展示ブースには祖先崇拝習慣や、「書」をお願いする習慣、新年の挨拶を交わす習慣、絵を飾る習慣などが披露されました。来場者の話です。

(テープ) 

「この展示ブースを訪れ、小さい頃の記憶を思い出しました。ドンホ木版画について、70、80年代に生まれた私たちは塗装工程の詳細を知っていますが、現在の若者はテレビだけを通じて知るかもしれません」

「国家による丸抱え経済体制を思い出させる多くの写真や品々が展示されています。その中に、レモンワインや爆竹などがあります。昔の旧正月テトしかになかった品々が深く印象に残りました」

旧正月テトに因んだ展示ブースは中年・高年者だけでなく、若者も引き付けています。ハノイに住む高校生の一人は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムの崇拝習慣は有意義だと思います。旧暦の12月30日午後や1日、2日、3日の午前に各家庭は料理をつくり、ご先祖様に供え、偲びます。こうした展示ブースを通じて、ベトナム民族の風俗習慣や美意識への人々の認識向上が図られるでしょう」

一方、1月14日、タンロン古城遺産保存センターは「春の宮廷」をテーマとした展示会を開催し、観客に宮廷内の旧正月テトを楽しむ行事や儀式を紹介するとしています。


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