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ソンドン洞窟、水中で新たな洞窟群を発見

中部クアンビン省にある世界最大のソンドン洞窟は現在、確認されている以上に大きい可能性があります。

これは、同省人民委員会とBCRA=イギリス洞窟研究協会などが4月1日から4日まで行った洞窟の潜水調査を報告する記者会見で明らかにしたものです。

ソンドン洞窟はこれまで、地上部分の調査は行われてきましたが、水に浸かった部分の調査がされていませんでした。こうした中、クアンビン省人民委員会はBCRAに依頼して今回の潜水調査を実現しました。潜水チームはリック・スタントン氏、ジェイソン・マリンソン氏、クリス・ジュエル氏のイギリス人ダイバー3人からなり、洞窟専門家のハワード・リンバート氏がサポートを行いました。

ダイバー3人は2018年に、タイの洞窟で起きた増水により18日間にわたり洞窟に閉じ込められた少年たちの救助活動にあたったことでも知られています。

記者会見で、チームの代表は、「潜水チームはこれまでに多くの洞窟を調査してきたが、ソンドン洞窟は未だかつてない規模で、今回の調査で洞窟の底までたどり着けなかったのが残念だ」とコメントしました。次回の調査で、チームは120mまでもぐれるようボンベを使用する計画だということです。
ソース:VOV

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