発見

コホ・スレ族の新米を祝うお祭り

ラム・ドン省ジ・リン県のコホ・スレ族のニョ・リル・ボン祭り(新米を祝う)は、コホ・スレ族の最大かつ最も特別なお祭りの一つです。コホ・スレ族はコホ族グループの中で人口が最も多く、主にジ・リン高原で水稲栽培をしています。最近、コホ・スレ族の人々はハノイのベトナム民族文化観光村で最も代表的なニョ・リル・ボン祭りを再現しました。


中部高原の南部に長きにわたって住んできた原住民として、コホ族はいつも自らの多様で豊かな文化的伝統を誇りに思っています。その豊かさと多様性はゴングの曲や民謡から伝統的な衣装に至るまで、生活のあらゆる側面に反映されており、独特で奇抜な民族のお祭に最もはっきりと表れています。


お祭りの準備をする村の長老と祈祷師。

  木、ゴングの側面、参加者の額に塗られる鶏の血。
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角笛を吹き、新米まつりの開始の合図をする村の長老。


竹の周りに立ち、新米祭りの儀式を行うコホ族の人々。


高地で1年間、懸命に働いた後、稲が倉に一杯になるとコホ族は新米のお祭を開催し、村に雨、風、そして良い畑を与えてくれた天と神々に感謝します。人々は儀式のための供物を入念に準備します。通常、供えるものは酒、米、干物、塩、もち米、果物などです。コホ族の儀式では、神に恩返しをするために生け贄を捧げる習慣が常にあります。豊作と大きなお祭りの年には水牛を生け贄にし、小さな時には山羊や鶏を生け贄にします。


観光客と村人に酒を提供する銅のブレスレットを身に着けた村の長老。

   新米を祝うお祭りで「客を歓迎する曲」を演奏するゴングチーム。

木の周りで踊るコ・ホ族の女性たち。

通常、ゴングの演奏の冒頭に「客を歓迎する曲」、「雨乞いの祈り」というゴングの歌があります。その後、誰もが酒を飲み、伝統的な民謡を歌い、踊ります。酒で酔いがまわるにつれ、ゴングの音がどんどん大きくなり、声がどんどん甘くなり、誰もが来年の豊作を考えると嬉しく、意気揚々とした気持ちになります。




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