10月3日、ベトナム国家大学ハノイ校経済大学は、「ベトナム・日本パートナーシップ:グローバルな変動下での協力と発展」をテーマとした「ベトナム・日本フォーラム2025」を開催しました。
フォーラムで、在日本ベトナム大使館のタ・ドゥック・ミン商務参事官は、過去7か月間でベトナムと日本の輸出入総額が前年同期比約10%増にあたる約290億ドルに達したことを明らかにしました。このうち、ベトナムから日本への輸出額は約10%増の1515億ドル、日本からの輸入額は約9%増の1377億ドルとなっています。これらの数字は、世界経済が多くの困難に直面する中でも、二国間貿易関係の持続可能性と適応力を示しています。
ミン参事官は、次のように述べています。
(テープ)
「ベトナムと日本の協力関係は、最盛期にあります。両国は中央から地方レベルまで、多くの分野で緊密に連携しています。日本は、ベトナムとの包括的な戦略的パートナーシップを有する数少ない国の一つです。ベトナム政府は、両国企業間の協力活動に常に特別な関心を払い、有利な条件を提示し、困難を速やかに解消し、協力をより深く、効果的に促進するために必要な支援策を実施しています」
一方、大使館、国際機関、企業、学術関係者の代表者らは、新段階の戦略的パートナーシップにおいて、ベトナムと日本がいくつかの重要な柱に焦点を当てる必要があるとの見解を示しました。
具体的には、包括的な協力の基盤として政治・外交関係の継続的な強化が必要です。また、経済・貿易・投資協力を、ハイテク、再生可能エネルギー、スマートインフラ、デジタル経済などの主要分野に焦点を当てて、レベルアップさせるべきです。さらに、科学技術協力、イノベーション、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進も継続する必要があります。
(VOVWORLD)