中部カインホア省カムラム県のガックマ戦士追悼施設に、37年前のガックマ事件で命を落とした戦没者を偲ぶ多くの参拝客が訪れています。
13日、カインホア省労働連合会とカムラム県党委員会は、1988年3月14日にベトナム東部海域(南シナ海)にあるチュオンサ諸島のガックマ島防衛中に犠牲となったベトナム人民海軍の64名の将兵を追悼する式典を開催しました。参列者たちは記念碑や象徴的な墓の前で、ベトナム東部海域とチュオンサ諸島に向かって線香を捧げ、この歴史的な出来事を静かに振り返りました。
会場を訪れた内外の来訪者は戦没者の遺品を前に感慨深げな様子を示しました。ハノイ市ロンビエン区からきたレ・クイ・タン氏は次のような感想を述べました。
(テープ)
「戦友たちが犠牲になりました。彼らに線香を手向けるために再びここに来たのです。ここは全国民が訪れる追悼の場であるとともに、国土と海洋を守る不屈の精神を次世代に伝える場所でもあります。それは永遠に続く我々の伝統です」
カインホア省は戦没者への敬意を表し、ガックマ追悼施設に隣接してチュオンサ博物館の建設を計画しています。カインホア省文化・スポーツ・観光局のグエン・ヴァン・ニュアン局長は次のように語りました。
(テープ)
「チュオンサ諸島博物館はガックマ戦士追悼施設の隣接地に建設する計画です。両施設は連携して機能し、来場者には先人たちがチュオンサ諸島をどのように守り、開発してきたかを学ぶ機会を提供します」
(VOVWORLD)