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アメリカ ベトナムと連携し、戦争後遺症の克服を推進

29日午前、国家主席府で、グエン・スアン・フック国家主席は、ベトナムを訪問中のアメリカのロイド・オースティン国防長官と会見しました。 会見で、フック主席は、アメリカ政府がベトナムに大量の新型コロナウイルスワクチンを供与したことに感謝の言葉を述べ、これからも、ワクチン調達においてアメリカの支援を頂きたいと語りました。また、この間、両国の国防省が効果的に協力していることを高く評価し、ベトナムは常に、アメリカを外交政策の最も重要なパートナーの一つと見なしていると強調しました。 そして、フック国家主席は、戦争で行方不明となっている軍人の捜索や、枯葉剤の後遺症の克服、地雷・不発弾の除去など戦争後遺症の克服における両国の協力を推進するとともに、PKO国連平和維持活動や自然災害対策、救助救難活動などにおいても両国関係をさらに発展させたいとの考えを示しました。 一方、アメリカのオースティン国防長官は、これからもベトナムの新型コロナとの闘いをできるだけ支援し、ダイオキシン除染などの戦争後遺症の克服を促進させてゆくと明らかにしました。また、同長官は両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることを検討するよう提案しました。 会談で、双方は共に関心を寄せている地域と国際問題について意見交換をし、その中で、ベトナム東部海域(南シナ海)の安全保障・航行の自由を確保することと、1982年国連海洋法条約をはじめとする国際法に従って紛争を平和的に解決することの重要性を強調しました。 この機に、フック主席は、バイデン大統領とハリス副大統領によるベトナム訪問を待ち望んでいると述べました。 ソース:VOV

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