ベトナムのブランド

『DSDKids』 アジア品質賞を受賞した子供用家具ブランド

輸入された天然木のみで作られたDSDKidsブランドの子供用家具製品は細心の注意を払ってデザインされ、国内で消費されるだけでなく、国際市場にも堂々と進出しています。さらに２０１９年にアジア品質・サービスアワード２０１９（AsianQuality Product-Service2019）を受賞しました。


一人の母親の懸念から…

自分の時間を過ごしながら仕事を発展させたいのであれば、まず「子供たちの世話」の問題を解決しなければなりません。DSDKidsブランドのグエン・ティー・ズンCEOのこの問題は、今日の多くの現代女性の願望でもあります。母親になっても、それでも自分の価値を肯定するという課題に直面する必要があります。その願いを実現し、DSDKidsブランドの誕生は母性の旅の効果的な「アシスタント」になりました。

日本のミニマリストのライフスタイル本の影響もあってか、グーグル検索でDSDKidsの子供用家具の写真を見た時、私は目を惹かれました。

DSDKidsが世界の一部のコミュニティの新しい生活トレンドに近づいていると言うのは少し偏見があります。ベトナムではDSDKidsは十分な生活、ミニマリズム、環境への配慮というトレンドを開拓しています。私にはそれを信じる理由があります。

 

ベトナム市場で「ユニーク」な子供たちのインテリアスタイルに好奇心を抱いた私は、DSDKidsのCEOとのインタビューによって多くの興味深いことが明らかになりました。グエン・ティー・ズンCEOは３０歳未満の三人の子供を持つ母親であり、DSDKidsを築いてきた旅について語ってくれました。



子供たちにベトナムブランドの製品を使用してもらいたいと願っているDSDKidsブランド。写真：DSDKidsの資料



子供たちの包括的な成長のための足がかりとなる品質・創造性・安全性を保証する製品。写真：DSDKidsの資料



DSDKidsの製品を楽しむ子供たち。写真：DSDKidsの資料



2019年、「AsianQuality Products-Services2019」を受賞したDSDkidsブランド。写真：DSDKidsの資料


ズンCEOは出産が近づいた時、他の母親と同じように子供たちのために家具を探しに行きました。安全な天然木の家具を見つけることが目標でしたが、当時の市場では積層木材、工業用木材、プラスチックで作られた家具だけで良い品質の物がありませんでした。輸入品は高価で、注文してから時間がかかり、長く待たなければなりません。彼女は建築の専門家である夫とこの問題について話し合い「自分の専門知識を使って安全で高品質な子供用家具製品を作ってみない？」と尋ねました。

DSDKidsブランドはそこから着想を得ました。彼女の三人の娘はDSDKidsブランドの実験的な製品を体験した最初の顧客でした。彼らは「品質評価者」でもあり、最も透明で公正かつ客観的な方法で使用の快適さと適合性を測定できます。彼女が世話をしたり、子供たちと遊んだり、子供たちの習慣や活動を​​観察したりする中で、適切な家具製品を見つけるという考えが生まれました。

だからこそ、子供たちをより長く座らせたり、より長く体験したり、多機能の勉強や遊びのテーブルを作ったりできる、かわいくて面白いバニーイヤーチェアが誕生しました...。

ズンCEOは非常に若い母親でしたが、母親であり且つ人生で成功したいという母性の旅は興味深い原則を引き出すのに役立ちました。彼女は女性が自分自身のためにより多くの時間を過ごし、仕事を発展させるためには、子供たちの世話をしなければならないと信じています。これらの「小さな市民」は世界で最も気まぐれな人種であり、急に変化し、そして、興味深く、新しく、創造的なものにのみ惹かれます。

ズンは彼女の子供たちのために犠牲を払おうと考えました。彼女は一生懸命働き、そして成長するきっかけとして自らの子供たちを使わなければなりません。したがって、DSDKidsのCEOは常に、時間を最も有効的に使うための科学的な方法を整理して見つけようとしました。

…インテリアと織り交ぜられた教育方法の考え方へ

そして、彼女の母性の旅の悩みから独特のアイデアが生まれました。最初の実験的な洗面台は２歳から１０歳までの子供の身長に応じて変化するように設計されています。子供は２歳から大人の監督なしで歯を磨いたり、顔を洗ったり、口をすすいだりすることができます。

これは、親がより多くの時間を過ごすのに役立つだけでなく、子供たちが幼い頃から自立した習慣を形成するのにも役立ちます。これは、DSDKidsブランドが目指すメッセージでもあります。それは「家具以上のものです。家具は友達であり、成長することができ、あなたの子供と学習と能力開発の過程を共にすることができます」 DSDKids製品には常に二つの基準があります。

 一つめの基準は多様な機能であり、親のコストを節約するための使用価値が高いことです。この基準により、DSDKidsブランドの製品は子供の身体的および心理的発達の各段階に応じてデザインと機能が変化し、家具が家で長く使われるようになります。

二つ目は教育的価値観を統合するための基準です。DSDKidsブランドのCEOによると、子供にとっては教育が最優先事項と考えられているため、インテリアはその基準を確保する必要があります。「新製品を設計する際の専門知識に加えて、モンテセリ、高さ基準、製図板のサイズ、家具のサイズ、ゲームの応用など、多くの教育方法を学び、読み、研究する必要があります…」とズンCEOは語りました。

 

子供に適したサイズと素材の製図板製品。写真：チャン・タイン・ザン



楽しい絵で飾られた絵画や吊り板の製品。写真：チャン・タイン・ザン



壁の本棚。写真：DSDKidsの資料



幼児のための面白くて素敵なウサギの耳の椅子。写真：チャン・タイン・ザン








0〜12歳の子供に適するようにDSDKidsによって研究および設計されているテーブル、椅子、ベッドを配置するためのスペース。写真：DSDKidsの資料



自分の成果を示す面白いステッカーが付いた気配りのあるボードを楽しむ子供たち。写真：チャン・タイン・ザン



子供のために多くの異なるスペースがある二段ベッド製品。写真：チャン・タイン・ザン



アンチハンチバックスタディテーブルセット-多くの親から信頼されているDSDKidsブランドの製品。写真：チャン・タイン・ザン

DSDKidsブランドの子供向け本棚。写真：チャン・タイン・ザン

 

 

 




DSDKidsブランドによって設計され、幼児のスペースと高さに合わせて簡単に使用できるシェルフ製品。写真：DSDKidsの資料

輸入された天然木材から全て作られ、二つの微妙かつ効果的に統合された基準によって、DSDkidsは２０１９年に「アジア品質・サービスアワード２０１９」を受賞しました。

 ベトナムの伝統的な木工村のあるナム・ディン省で生まれ育ったズンCEOは故郷に生産工場を設立することを決定しました。それは運送費用と共に運搬時間がさらにかかりますが、職業に情熱を注ぎ、より価値の高い製品を作ってくれる木工職人たちのための雇用を創出したいと思ったからでした。そして、彼女の目標はベトナムの手工芸品や木工製品を国際市場に投入することです。

 グエン・ティー・ズンCEOは、現在の市場には子供たちのために真剣かつ系統的に投資されている独立した家具ショールームがないと述べました。これはベトナム市場をベビー家具店のチェーンでカバーする機会です。「それ以上に、子供たちが自分で家具の世界を体験できる子供用家具のスーパーマーケットが欲しいです。中くらいの高さのかわいくて面白い小さなテーブルと椅子、本と料理。美しく機能的で安全なおもちゃなど。子供たちが興奮し、大声を出し、驚き、そして笑うことを想像するだけで、私はこの仕事をやってみようという気になります」とズンCEOは語りました。

現在、DSDKidsはホーチミン市とハノイ市にショールームを持っており、まもなくハイ・フォン市とクアン・ガイ省にオープンする予定です。

 輸出市場では、DSDKidsブランドはドイツとベルギーに輸出の注文を受け、ドイツとベルギー市場に輸出する法的文書の作成、認証、輸出を行っているところです。


文：タオ・ヴィー

写真：チャン・タイン・ザン、DSDKidsブランドの資料


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