対話で発表しているチン首相

対話で発言に立ったファム・ミン・チン首相は、新型コロナと複雑な世界情勢はベトナムの経済、並びに農業に大きな影響をもたらしていると述べ、これに対応する対策を講じる必要があると求めました。チン首相は次のように語りました。

「関連省庁は相互に緊密に連携し、社会経済、並びに農業と農民が直面している困難を解決する必要があります。私たちは自力を最大の頼りにし、自主性を発揮しなければなりません。その中で、人間は自力の最も重要の要素です。また、科学技術の刷新、サプライチェーンの多様化、農業と工業とのつながりの強化、循環経済・デジタル経済の発展、気候変動対応を引き続き促進しなければなりません」

全国各地から約１６００の質問が対話に送られました。その中で、新型コロナ収束後の農業開発や、農民と企業との連携の強化、農村部の環境、農村部の職業訓練などに関する多くの質問はチン首相に直接答えられました。

対話の結論を出したチン首相は、国の発展事業に対する農業と農村の大きな貢献を明らかにし、、今後も、農業と農村をさらに発展させる方針を強調しました。チン首相は、農業と農村の発展においては農民は非常に重要な役割を果たしていると述べ、次のように語りました。

「農民の役割・威信・能力をさらに高める必要があります。中でも、農民が農業に科学技術を効果的に活用するためには農民の能力を高めるのがとても重要です。また、持続可能で近代的な農業を発展させるために、ハイテクの導入、農産物のブランドづくり、サプライチェーンの多様化を進めなければなりません。そして、農村部の工業とサービス業を発展させ、農村部の経済転換を促進していきます。国は、農業・農村・農民に関する体制・政策を完備し、農業・農村・農民への投資を強化する方針です」

このように語ったチン首相はまた、農業と農村部への投資を奨励するとともに、農民の起業と農村部の企業への支援を強化していくと明らかにしました。

ソース：VOV