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「聖母信仰」を無形文化遺産として保存

聖母信仰は、ベトナムに広く伝わる民族的信仰の一つであり、三府と呼ばれる3人の聖母を敬う聖母崇拝が、先史時代からの自然崇拝や仏教や少数民族の宗教などと混ざって形成されてきました。
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先ごろ、ハノイ市タンチ県グヒエップ村にあるリュウファイ神社で、ベトナムの無形文化遺産である「聖母信仰」、別名、「三府の聖母崇拝(マウタムフー=母三府」の儀礼が行われました。

聖母信仰は、ベトナムに広く伝わる民族的信仰の一つであり、三府と呼ばれる3人の聖母を敬う聖母崇拝が、先史時代からの自然崇拝や仏教や少数民族の宗教などと混ざって形成されてきました。この信仰は「母」と「ベトナムの英雄」を神としているので、一般の人々にもお馴染みとなっています。長い間、多くのベトナム人にとって、聖母信仰は心のよりどころとなってきました。

聖母信仰では、レンドンという儀式が行われます。それはシャーマンである祈祷師に、神々がのりうつり、預言や舞いなどを行います。祈祷師は、のりうつる神に合わせて衣裳を変え、霊が降りてくると表情やしぐさもガラリと変わります。

2016年12月1日にベトナムの伝統的信仰である聖母信仰がユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。

ソース:VOV


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