19日、ベトナムのグエン・ミン・ブー外務次官は、「貧困、開発の遅れ、紛争:世界の平和と安全の維持への影響」をテーマとした国連安全保障理事会のハイレベル公開討論に出席し、発言を行いました。
ブー次官は、持続可能な開発は単なる目標ではなく、長期的な平和の基盤であると強調するとともに、戦後復興におけるベトナムの経験を紹介しました。その中で、持続可能な開発を中核に据え、国連機関を含む国際パートナーの支援を得ることはベトナムがこれまで経済回復、社会の団結、および目覚ましい発展を遂げてきたで原動力となったということです。
さらにブー次官は、ベトナムが2021〜2022年の安保理非常任理事国として主導した「武力紛争下における生活基盤インフラの保護」に関する決議第2573号を始め、国連の平和・安全保障アジェンダにおける開発分野の優先課題推進に対するベトナムの貢献を強調しました。
この機に、ブー次官は国連安全保障理事会と経済社会理事会(ECOSOC)や平和構築委員会(PBC)などの開発関連機関との連携強化を提案しました。これを通じて、平和維持、復興、そして持続可能な発展に向けた、より包括的かつ一体的なアプローチの必要性を訴えました。
(VOVWORLD)