現地時間の29日午後、スイス・ジュネーブで第6回「世界議会議長会議」の開会式が厳かに行われました。
今年のテーマは「混迷する世界:全人類の平和、正義及び繁栄に向けた議会間協力及び多国間主義」です。
この会議には、ベトナムからチャン・タイン・マン国会議長が代表団を率いて出席し、午後に行われた全体討論会で演説を行いました。
この中でマン国会議長は、「対話を対立の代わりに」することの重要性を強調し、各国議会が信頼の構築に努めるべきだと訴えました。また、議会協力は単なる理念にとどまらず、「言葉を行動に、希望を現実の機会に変える」責任を伴うものだと述べました。
さらに、すべての人々にとって公正な社会を目指すために、政策や法律は「平和・公正・平等」という基本的な価値観に基づいて策定されるべきだと強調しました。
(テープ)
「各国議会が国際的課題を議論する定期的なフォーラムを維持する必要があります。国と国、人と人の間に信頼と共栄の精神を築く唯一の道は対話です。人権の保護や格差の是正、「誰ひとり取り残さない」ための政策推進が不可欠です。そして、政府の社会的公正に対する責務を確実に果たさせるため、各国議会の監視機能をさらに強化すべきです」
(VOVWORLD)