ベトナムフォトジャーナル日本語版

経済

「ソイ・ビエン」顧客に誠実なクリーンフードチェーンストア

13/12/2021

ソイ・ビエン（Soi Bien)のクリーンフードチェーンストアは新鮮食品を顧客に提供、誠実、市場志向という信念を持ち、ベトナムの農産物と消費者を結び付け、それぞれの家庭においしい食事を提供し、健康と生活の質を保証しています。

ソイ・ビエン・チェーンストアの創設者はチャン・クアン氏（１９８９生まれ）です。ソイ・ビエンの起業には非常に興味深い経緯があります。海の資源を守ってきた気丈なリー・ソン島の漁師、マイ・フン・リュウさんはチュオン・タン・サン元国家主席から「Soi Bien（シーウルフ）」賞状を授与されました。クアン氏はリュウさんと協力して、ソイ・ビエンというシーフード店を開くというリュウさんの夢を叶えようとしましたが、ルウ氏が途中で諦めたため、クアン氏は開店の準備を始めました。２０１３年、クアン氏はハノイのタイン・スアン地区にあるホアン・ヴァン・タイ通り１９２号にソイ・ビエンの一号店をオープンしました。当初、価格が通常の食品よりもはるかに高く、顧客が清潔な食品に対して信頼していなかったため、新しく市場に登場したソイ・ビエンの食品、肉や野菜はすべて「売れ残り」になってしまいました。クアン氏は残った商品を全部を自分で少しづつ食べるために冷蔵庫に戻さなければなりませんでした。しかし、彼は落胆すること無く、新しい方向性を探し続け、店のカウンターで新鮮な魚を捌いたり新鮮な豚肉を混ぜるなどの調理をすることで、顧客が自分の目で清潔さ、食品の新鮮さを確認できるようにしました。徐々に生鮮食品を購入する顧客が増え、ソイ・ビエンの商品を受け入れてくれるようになりました。

ソイ・ビエンのクリーンな農産物には、次のような利点があります。業界で最も厳しい品質基準を満たす生鮮食品と地域の農産物を多様化し、原料地域から厳選した独自の生鮮食品或いは輸入した原材料の品質を厳密に検査し、市場に提供しています。また、ソイ・ビエンの基準に従ったシステムで有機製品、安全な製品、地域の特産品などの独自の製品ラインを開発しています。

ソイ・ビエンのクリーン野菜原料エリアであるラオ・カイ省のバク・ハークリーン野菜農園。写真：資料

ソイ・ビエンの清潔な野菜栽培エリア。写真：資料

ソイ・ビエンの養鶏場。写真：資料

キー・イエンオレンジ栽培地域でオレンジを収穫するソイ・ビエンの従業員。写真：資料

これらの利点により、ソイ・ビエン・チェーンストアは現代のスーパーマーケット空間で消費者に便利なショッピング体験、調理と食事の準備ができた前処理済み製品、およびマルチチャネルショッピング体験（ウェブサイト、eコマース、ライドヘイリングapp ...）をもたらしました。そして熱心で知識豊富なスタッフによる優れたカスタマーサービスがあります。
ソイ・ビエンはまた、ベトナムの農民が安全な食品を生産および栽培するための開発と支援を行い、生産技術プロセスにアクセスできるように農民を訓練するためのコミュニティ活動を常に拡大しています。

現在、ソイ・ビエン・チェーンストアはハノイに清潔な食料品店が３０店舗あり、約２００人のスタッフが毎日約２,０００種類の製品を販売されています。
ソイ・ビエンの製品はすべて明確な起源を持っており、QRコードで追跡でき、製品は食品の安全と衛生、有機基準、VietGAP、GlobalGAPの認定を受けています。ソイ・ビエンクリーンフードシステムはハノイで安全な野菜を生産および消費するプロジェクトを実施するためのエミュレーション運動において、ハノイ人民委員会委員長から賞状が授与されました（２００９～２０１６）。ソイ・ビエンの製品「豚串と蜂蜜の葉」は消費者に愛されているベトナムの商品を称える式典で「消費者投票による優良製品２０２１」に選ばれました。顧客に対する誠実さは企業が長年にわたって実施してきたビジネスモットーです。