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WHO テドロス事務局長の再選を決定 8月から2期目へ 任期は5年

(VOVWORLD) - テドロス事務局長は「皆さんの信頼に感謝する。新型コロナのパンデミックは前例がなく、学ぶべき教訓が多くある」と述べ、引き続きWHOを率いていくことへの意欲を示しました。

WHO=世界保健機関は、年次総会でテドロス事務局長の再選を決め、ことし8月から2期目に入ることになりました。

WHOは去年、エチオピア出身のテドロス事務局長の任期満了を前に、加盟国から次期事務局長の候補者を募ったところ、ヨーロッパやアフリカ、アジアなどの28か国が再任を提案し、ほかの候補者の提案はありませんでした。

これを受けて、スイスのジュネーブで開かれているWHOの年次総会は24日、テドロス事務局長を次期事務局長に選出するという決議案を採択し、再選が決まりました。

2期目の任期はことし8月から5年間で、新型コロナをはじめとする感染症への対応や、ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナへの医療支援、それに、途上国における保健分野の課題などに取り組むことになります。

テドロス事務局長は「皆さんの信頼に感謝する。新型コロナのパンデミックは前例がなく、学ぶべき教訓が多くある」と述べ、引き続きWHOを率いていくことへの意欲を示しました。

一方、WHOの年次総会には、加盟していない台湾がことしもオブザーバーとしての参加を目指しましたが、中国などが反対し、6年連続で認められませんでした。(NHK)


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