現地時間の20日午後、ニューヨークで、ベトナムのファム・ミン・チン首相は、UNIDO=国連工業開発機関のゲルト・ミュラー事務局長と会見しました。
会見で、チン首相はUNIDOに対し、2025年までの工業開発戦略と2035年までのビジョンの実施においてベトナムを支援するよう要請し、その中で、工業政策の完備と実施、低排出型産業の発展、イノベーション、世界のサプライチェーンへのベトナム工業の参加などの具体的なプロジェクトの集中的な展開においてUNIDOの支援をもらいたいとしています。
一方、UNIDOのミュラー事務局長は、チン首相の提案を受け、ベトナムの省エネや産業の脱炭素化、イノベーション、農産物加工などに集中して支援すると述べ、UNIDOはベトナム側と緊密に連携し、今後の双方の協力の基礎として、2023年から2027年までの国家協力プログラムの早期承認を目指すと明らかにしました。また、工業発展に関するベトナムの体験を共有するために、ベトナムとUNIDO、およびほかの発展途上国の3者による協力の可能性を共同で検討するよう提案しました。
(VOVWORLD)