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UNCLOS ベトナム東部海域問題の平和的解決のカギ

29日、インドネシアの首都ジャカルタでUNCLOS=1982年国連海洋法条約採択40周年を記念するシンポジウムが行われました。
UNCLOS ベトナム東部海域問題の平和的解決のカギ - ảnh 1

 インドネシアのレトノ・マルスディ外相はオンライン方式でスピーチを行い、ASEAN諸国は海上問題の平和的解決を目指しており、UNCLOS=1982年国連海洋法条約はこの目標を達成するためのカギとなると強調しました。

また、レトノ外相は「国際法、とりわけUNCLOSを海洋における各国の行動を定めるための主な基準として順守する必要があるが、地政学的リスクがエスカレートしている中で、UNCLOSの実施は難航している」と明らかにしました。

一方、インドネシアに本部を置く東南アジア研究所のヴィーラマラ・アンジャイア氏は次のように語りました。

「UNCLOSは『海洋の憲法』と呼ばれ、海洋に関する従来の慣習法の法典化と最近の新事態に対応する新たな立法を内容とする領海、および接続水域・公海・漁業、および公海の生物資源の保存・管理などに関する規定が盛り込まれています。この40年間、UNCLOSは国際航海、中でも海上紛争の解決や資源の分配のための重要な文書となってきました。


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