30/06/2021 11:56 GMT+7 print

全国民にワクチンを

ベトナムは過去最大の規模と感染拡大の速い新型コロナ感染症第4波に対処しています。首相の指示の下、この流行に対する「戦術」の転換をはかりました。ベトナムは流行に対して「防御的」に戦うとともに、ワクチン戦略による積極的な攻撃に切り替えました。

新型コロナワクチン確保への取り組み

現在、新型コロナウイルス感染症のワクチンは多くの国がパンデミックから逃れるための究極の「武器」と見なされています。予防接種が実施された国で行われた実際の経験から、新型コロナウイルス感染症のワクチンだけが生活を正常に戻すことができます。

これまでのところ、ベトナムが交渉した新型コロナウイルス感染症のワクチン総数は1億7千万回分となった。内訳はCOVAXから3890万回分、VNVC会社のアストラゼネカは3000万回分、ファイザー/ BioNTechからは3100万回分のワクチンである。
20121年5月18日、ファム・ミン・チン首相は新型コロナウイルス感染症のワクチンの購入に関する2021年5月18日付けの決議第09 / NQ-CPに署名し、公布しました。それに基づき、政府は国民に大規模なワクチン接種を展開できるよう、保健省にワクチンを最速の方法で緊急に購入する組織を構築することを命じました。

以前、グエン・タイン・ロング保健相によれば、非常に早い段階で政治局と事務局はワクチンの輸入、使用、製造、研究に関する方針を持っていました。政府はまた、人々と社会が最速かつ最も広く免疫を確保するためにワクチンの輸入、研究、生産、使用の任務を遂行するよう保健省に指示する決議と文書を発行しました。

政治省の結論、政府の決議、および首相、新型コロナ感染症の予防および管理のための全国運営委員会の指令文書に基づき、これまで何ヶ月もの間、2021年の終わりまでの集団免疫獲得を目指して、ワクチンをできるだけ早く入手するためのすべての可能性とリソースを活用し、保健省はワクチン製造会社、医療機関、およびワクチン製造国の外交代表などワクチンのすべての供給元に連絡、交渉、およびアクセスを継続的に行っています。



2021年6月11日の朝、ベトナム共産党中央委員会本部で、グエン・フー・チョン書記長が政治局の会議の議長を務め、新型コロナ感染症の予防と管理の状況および今後の課題と解決策について意見を述べた。 会議には、事務局の同志、新型コロナ感染症の予防と管理のための全国運営委員会、および関連する省庁の代表者が出席した。写真:会議の結論を述べるグエン・フー・チョン書記長。
撮影:チ―・ズン/ベトナムフォトジャーナル



山田滝夫日本大使は菅義偉首相のメッセージをファム・ミン・チン首相に伝え、
新型コロナ感染症を防ぐために100万回分のワクチンを供与し、ベトナムを支援するという日本政府の決定について伝えた。
撮影:ズオン・ザン/ベトナム通信社



グエン・タイン・ロングベトナム保健大臣に50万回分のワクチンと
50万本以上の注射器と針を含む救援物資を手渡す熊波特命全権大使。
写真提供:ベトナム通信社

 

6月16日の夜、ノイバイ国際空港で、新型コロナ感染症と闘うベトナムを支援するために、日本政府から100万回分近くのワクチンを贈呈する式典が行われた。このワクチンはVAEVRIA筋肉内注射(別名は新型コロナワクチンアストラゼネカ)と呼ばれている。
したがって、ベトナムは東南アジアで最初にアストラゼネカのワクチンを購入する契約を結んだ国の1つです。ベトナムはまたCOVAXから3,890万回分のワクチンの支援を受けた92カ国の一つです。

現在までに、ベトナムはファイザー社のComirnaty、アストラゼネカのA2D1222、ガマラヤのSputnik-V、新型コロナ感染症の予防と管理における緊急使用としてシノファームのVero-Cellの4種のワクチンを条件付きで承認しています。さらに、Modernaワクチンも承認検討中です。



アストラゼネカの新型コロナワクチン。
撮影:AFP/ベトナム通信社



ファイザー/ BioNTechの新型コロナワクチン
撮影:AFP/ベトナム通信社



ホーチミン市のトゥ・ドゥック区の医者とボランティアは、ホーチミン市のハイテクパークにあるFPTソフトウェア会社とNipro会社の約千人の職員と従業員を対象とした新型コロナ感染症のワクチン接種キャンペーンを完了した。ホーチミン市は幹部、工員、労働者、軍隊への78万6千回分のワクチン接種を6月27日までに完了する予定である。



新型コロナワクチン接種前のスクリーニングとカウンセリングの待合室。
撮影:タイン・ヴ―/ベトナム通信社

 

保健省の概算によると、18歳以上の人口の70%に接種するには約1億5千万回分のワクチンが必要です。したがって、パートナーの確約を得て署名され、交渉された1億7千万回分がベトナムに届けば、今年末までに集団免疫の目標を完全に達成することができます。

6月19日、政府はベトナムワクチン合資会社(VNVC)がアストラゼネカが製造したワクチンAZD1222の購入に関する決議61/ NQ-CPを発行しました。決議は次の通りです。政府はVNVCがアストラゼネカ製造のワクチンAZD1222(AZD1222)を購入するにあたり、入札法第26条に規定された特別な場合における添付条件のある請負業者選択の形式を適用するという首相の許可に同意する。


6月20日の午後、中央対外関係委員会、外務省、保健省は、ベトナムの中国大使館と連携して、50万回分のシノファームのワクチンVero-Cellと502,400本の1mlの使い捨て注射器と針を受け取った。

ワクチン基金:新型コロナパンデミックを退けるためにより多くの財源を

新型コロナの流行が複雑に進展の中で、ベトナムの戦略的ガイドラインの一つはすべての人々がワクチンの予防接種を受けることです。

設定された目標に従って、ベトナムは2021年とそれ以降のワクチンを確保する必要があります。保健省は約7500万人にワクチンを接種するために1億5千万回分のワクチンが必要だと予想し、その推定総費用は25兆2千億ドンを超えます。



2021年6月5日の夕方、ハノイで政治局メンバーのファム・ミン・チン首相が新型コロナワクチン基金の発足式に出席した。
あらゆる階層の国民の代表者が新型コロナワクチン基金を支援している。
撮影:ズオン・ザン/ベトナム通信社



新型コロナワクチン基金を支援しているあらゆる階層の国民の代表者。
撮影:ズオン・ザン/ベトナム通信社



2021年6月10日、メキシコのベトナム大使館は新型コロナパンデミックと戦うために全国民が
力を合わせる新型コロナ基金を支援する寄付式典を開催した。
撮影:ヴィエット・フング/在メキシコベトナム通信社の記者



ワクチンを購入するための資金調達に関しては、中央予算は約1兆6千億ドンを割り当てると予想され、中央管理下の対象分を確保し、困難な地方予算をサポートします。 地方予算と企業や組織からの寄付を動員し、約9兆2千億ドンを確保します。

ファム・ミン・チン首相は、6月5日の夕方に行われた新型コロナワクチン基金の発足式で「これは仁愛、団結精神、信条、心をつなぐ愛の基金であり、困難を克服し、ベトナム勝利に貢献することができます。そのため、もう一度登録して、新型コロナに対する国の輝かしい勝利の歴史に名を残そう 」と言明した。
大統領、国会議長、ベトナム祖国戦線の資金調達事業に続く新型コロナワクチン基金の設立は、社会的資源を動員して、新型コロナパンデミックの予防と管理を実施するために、政治局の指示に従った党と国家の方針です。

5月26日、首相は「ワクチン戦略」を効果的に実施するために、国内外の資金、支援、寄付の提供を受け、管理し、使用することを目的として、ワクチンの購入と輸入、研究技術の移転、人々が免疫を獲得するためのワクチンの国内生産など、国家の予算リソースを含めた「ワクチン戦略」を効果的に実施するために、新型コロナワクチン基金を設立する決定に署名しました。

基金設立の決定はすぐに発表され、全国の人々の支持を得ました。その後、多くの組織や個人が新型コロナ感染症の予防およびワクチンの購入に貢献してきました。

新型コロナワクチン基金の理事会によると、6月22日の午後5時の時点で6兆8820億ドン(外貨換算を含む)の基金を受け取っています。


ベトナム人のためのベトナムワクチン

新型コロナ感染症がベトナムで発生して以来、流行を抑えるために、保健省は国内の研究開発およびワクチン製造部門に「ベトナム製」ワクチンを積極的かつ緊急に研究し、開発のための臨床試験を実施するよう指示してきました。

2021年6月11日、保健省は新型コロナ感染症に対するNanoCovaxワクチンの第3相臨床試験研究プロトコルを承認する決定番号2899 / QD-BYTを発行しました。


Nano Covaxは現在、世界で15の第3相臨床試験中の新型コロナワクチンの1つで、認可された場合、ベトナムは1年に1億回分のワクチンを生産できる。
臨床試験を実施している組織はホーチミン市軍事医学学院とパスツール研究所です。実施場所は、フン・イェン省の軍事医学アカデミー、ロン・アン省、ティエン・ザン省のホーチミン市パスツール研究所、および研究を実施する省の規定に従った条件を満たす機関です。

18歳以上の被験者は選択基準を完全に満たし、研究プロトコルによる除外基準はありませんでした。

ワクチンの安全性、免疫反応、予防効果を評価するために、第三相臨床試験に参加する被験者の数は約1万3千人になると予想されています。

国防省の軍事医学学院からの情報によると、研究機関はNano Covaxワクチンの第三相試験の最初の1,000回の接種が完了しました。

「ベトナム製」ワクチンの第三相試験の第一フェーズでは1,000人に注射した後、軍事医学アカデミーは引き続き、残りの1万2千人を2:1の比率でテストします。つまり、2人がワクチンを、1はプラセボを注射します。



ファム・ミン・チン首相は2021年6月7日の朝、
政府本部で新型コロナワクチンの製造について各省庁、関連機関、科学者、研究機関、国内企業と会議を行った。

撮影:ズオン・ザン/ベトナム通信社


軍事医学学院軍事医学研究所免疫部門の任務遂行部隊を訪問し、激励するヴオン・ディン・フエ国会議長。
撮影:ゾアン・タン/ベトナム通信社



軍事医学学院での治験に参加しているボランティアに3回目のNano Covaxワクチン接種をする医療スタッフ。
 

もう1つのワクチン候補は、ニャチャンワクチン生物学研究所のCOVIVACワクチンで、第一相臨床試験中です。このワクチンはタイビンでの第ニ相臨床研究に移行するために第一相臨床試験、第一相臨床試験中間報告を行っているところです。

IVACは年間約600万回分のワクチンが生産できると予想されています。Nanogenは年間約2千から3千万回分のワクチンを生産できると予想されます。これらの両機関は共に、投資することにより生産量を増やすことができます。

さらに、2021年5月7日、保健大臣は決定No. 2301 / QD-BYTを発行し、新型コロナワクチンの技術移転と製造に関する研究プログラムの運営委員会を設立しました。

ベトナムの企業はmRNAエッセンスからワクチンを製造するための技術移転の条件について米国の製造業者と協議し、交渉しました。このワクチンは第一、二相臨床試験の結果に基づいて、高度に保護された5mgの単回注射のみを必要とします。現在、ワクチンは第一、二相臨床試験を終了しています。

この企業がメーカーの技術基準に従って投資した工場は年間1億から2億回分の生産能力があり、2021年の第4四半期または2022年の第1四半期に生産を開始する予定です。

1号ワクチンおよび生物製剤株式会社(VABIOTECH)は日本のパートナーと交渉し、ワクチン製造技術のベトナムへの移転を間もなく受ける予定です。

また、VABIOTECHはロシア連邦の直接投資基金と、2021年7月から月500万回分の半製品から年1億回分の規模で生産技術を移転することに向けてのスプートニクV新型コロナワクチンチューブの閉鎖に関する協定に署名しました。


2021年6月22日午後4時現在、ベトナムでは合計2,569,156回のワクチンが投与されています。このうち、ワクチンを2回接種した人の数は133,843人です。
編集:チョン・チン