05/02/2021 11:27 GMT+7 print

鉄扇術

鉄扇術はベトナムの18種類の伝統的な武術の一つで、女性の武道家が美しいパフォーマンスや効果的な自己防衛としてよく使われています。

昔の実際の戦闘において使用される扇や武術の扇の作り方は通常とは大きく異なります。戦闘で使用される扇は、親骨が持ち主に合わせた重さの金属(硬質アルミニウム、鉄など)で作られ、扇の表面はシルクで作られているため鉄扇と呼ばれています。武術で使用される扇には鉄扇、絹扇、紙扇、竹扇などがあり、武術家によって使用する種類が違います。
    
ホー・トゥオン師範(タンカイン・バチャー流)によると、通常、門下生はトレーナーレベル以上の成人で、鉄扇で指導され、訓練を受けます。上記の武術の年齢とレベルの門下生は、扇が今では日常の物であるだけでなく武器にもなり、様々な動きと適用方法があることを認識しているので、効果的な戦闘、防御のやり方、私物から派生した短い武器の訓練に焦点を当てています。


鉄扇を練習しているタンカイン・バチャー流の門下生。


扇を使っての練習。


扇で相手の首と喉への攻撃。


扇を使って敵の低い位置を攻撃。


扇を使って短剣を防御


扇で短ぬんちゃくを防御。


扇を使って相手の下肢を攻撃。


扇の柄を回して相手の側面への攻撃は、非常に不意を突く危険な攻撃。


タンカイン・バチャー流の鉄扇術は美しく効果的な動きのある
扇の武道。



扇の武術は女子学生だけでなく、扇を実際の武器として練習し、使用することを意識している大人にも適している。


鉄扇術を練習する弟子のグエン・ヴァン・チョン(タンカイン・バチャー流)。


扇の表面を広げると半円形になり、受け止めたり、払ったり、敵を攻撃したりできる。


美しい扇の型。

扇を使って相手の体の様々な位置を柔軟に攻撃。


自分の流派の門下生を教える武道はたくさんあるが、ウーシュー流の門下生が鉄扇術を一緒に練習。


優しくて美しい扇の武術に体操や太極拳を組み合わせて練習する
多くの高齢者。

 
     
扇は相手が長い武器または短い武器を使用してきた時に鉄扇の親骨で相手の攻撃を防御できるだけでなく、鉄扇を相手に当ててダメージを与えるなど効果的に反撃できるため、一定の利点を持つ短い武器と位置づけられています。また、扇を広げて半円形にすることで支えたり、払ったり、相手を攻撃したりすることができます。扇を広げたり折りたたんだりする展開と使用に多様性があるので、押したり、反転させたり、支えたり、防いだり、覆ったりして全身を効果的かつ柔軟に防御することができます。

鉄扇の武器は男女を問わず練習に適していますが、女子学生がこの武器を使用すると、より滑らかさとより柔軟さを醸し出します。扇は持ち運びに便利な身の回り品で、「いざという場合」は合法的かつ効果的な防御のための武器として利用できます。

また今日、多くの高齢者は優しく美しい扇の武術に太極拳を組み合わせて練習しています。この短くて軽くてコンパクトな武器は、ゆっくりとした柔らかい運動に適しており、高齢者の健康を改善するトレーニングに役立っています。
   
ホーチミン市で開催される多くのスポーツ大会や武道大会では、扇の武術はお年寄りのグループによって美しく巧みに演じられ、若い世代からも多くの称賛を受けました。

文:ソン・ギア
撮影:グエン・ルアン