世界の複雑な地政学的状況による経済停滞の中で、アジア太平洋地域の経済状況は、依然として明るい兆しを見せています。
これは、18日にシンガポールで出されたアジア太平洋経済見通し報告書におけるIMF＝国際通貨基金の見解です。
IMFによりますと、2023年のアジア太平洋地域のGDP国内総生産成長率は4.6%に達する可能性があり、昨年と比べて0.7%増となると予測されています。
ベトナム経済にとって、IMFの専門家らは、「今年のGDP成長率見通しは4.7％と据え置かれているが、2024年のGDP成長率は5.8％増、2025年には6.9％増となることで、中長期的な目標は達成可能である」と楽観視しています。理由としては、ベトナムの輸出部門は2023年において外需の鈍化により大きな影響を受けていためだとしています。
しかし、これに対し、IMFのアジア太平洋局の地域研究室のシャナカ・ピーリス部長によりますと、今年の第4四半期においてベトナムの回復を楽観視しており、ベトナムは、迅速かつ断固とした措置により、困難を乗り越え、中長期的な経済成長の勢いを維持するだろうとしています。
(VOVWORLD) -