先ごろ、HSCB香港上海銀行は、世界経済の低迷にもかかわらず、ベトナムはGDP国内総生産の成長率において際立つ国であるとし、ベトナムの今年のGDP伸び率を6.9％に上方修正しました。
HSBCベトナムのTim Evans社長によりますと、国内需要と生産の急速な回復や、輸出の歴史的な増加などベトナム経済は広範かつ急速に回復しており、これにより、今年の第2四半期のGDPの伸び率は7.7％にのぼり、この11年間で最高となったとしてます。
HSBCの上方修正の理由について、Tim Evans社長は、ベトナム政府の国債格付けを「Ba3」から「Ba2」に引き上げ、格付けの見通しを「安定」にしたという米国の格付け会社ムーディーズの決定を引用し、製造業の回復について、PMI購買担当者景気指数が11か月連続で増加し、8月には成長率が52.7％に達したと成果を強調しました。
Evans社長は、こうした成長を維持できれば、ベトナムは2030年をめどに、ドイツとイギリスを追い越し、世界第10位の消費市場となるであろうとの希望を表明しました。
ソース：VOV