先ごろ、FIFA=国際サッカー連盟のウェブサイトは、「初の世界大会で新境地を切り拓きたいベトナム」という記事を掲載し、その中で、ベトナム女子代表の監督や注目選手、試合日程などを紹介しました。
同記事によりますと、ベトナム代表のマイ・ドゥック・チュン監督は、女子代表の監督として豊富な経験を誇っており、1997年に初めてベトナム女子代表の監督に就任し、女子代表を指導する傍ら、ベトナムのクラブチームやユースカテゴリーの男子代表チームでも指揮を執ってきたということです。
また、「女子代表の監督として、チュン氏は東南アジア競技大会で5度の金メダルを獲得するなど大きな成功を収めている。彼の最大の功績は、クオリティーの高いテクニックと、アグレッシブで組織的なサッカーを融合させたチームを作り上げ、オーストラリア&ニュージーランド2023への出場権を獲得した」としています。
一方、同記事は、「ベトナムサッカー界の最もエキサイティングな才能のある若手の一人とみなされてきたグエン・ティ・タン・ニャー選手は、2022年のアジアカップで目を見張るようなパフォーマンスを披露してさらに評価を高めた。この21歳のフォワードのスピードとドリブル能力は、ベトナムが相手のプレッシャーを逃れ、攻撃エリアに侵入する上で大きな力となる。センターフォワードもウイングもこなし、相手ディフェンスを切り裂くパスを出すこともできる。クラブレベルでは、タン・ニャーは国内の強豪ハノイに所属している」と評価しました。
さらに、同記事は、「31歳のフイン・ニュー選手は2022年8月にポルトガルのランク・ヴィラヴェルデンセと契約し、ヨーロッパのプロクラブに入団した初のベトナム人女子選手となった。新たなクラブでの環境に慣れると、ヴィラヴェルデンセの主力選手として定着。ダイナミックなプレーを披露し、重要なゴールに貢献している。巧みで鋭くインテリジェントなフォワードであるニューは高い決定力を誇り、ベトナム女子代表の歴代最多得点者となっている。代表チームのまぎれもないリーダーである彼女は、精力的な走りと不屈の闘志でチームメートの模範となる」と伝えました。
(VOVWORLD)