15日午後、ブイ・タイン・ソン副首相はEC=欧州委員会副委員長で外交・安全保障政策上級代表のカヤ・カラス氏と電話会談を行いました。
この中でソン副首相は、EVFTA=ベトナムとEUの自由貿易協定の効果的な実施を継続し、双方の貿易・投資協力の一層強化に有利な環境をつくるよう提案しました。
また、ソン副首相は、ベトナムによるIUU=違法・無報告・無規制漁業の防止への取り組み、双方間の発展格差、EU消費者の利益、およびベトナム漁民の生計への配慮を踏まえ、ECがベトナム産水産物に適用している「イエローカード」を早期に解除するよう求めました。
さらに、EUがベトナムにとって重要なパートナーであると強調し、EVIPA =EU・ベトナム投資保護協定の早期批准を促進するよう呼びかけました。そして、インフラ整備、再生可能エネルギー、グリーントランスフォーメーション、デジタルトランスフォーメーションなど、ベトナムの重点プロジェクトへの欧州企業の投資を奨励するよう要請しました。
これに対し、カヤ・カラス副委員長は、両者がEVFTAを最大限に活用すべきであると強調しました。また、ベトナムがアジア太平洋地域におけるEUの重要なパートナーの一つであることを認識した上で、関係を包括的な戦略的パートナーシップへと早期に格上げするため、対話と協力の強化を望む意向を示しました。
(VOVWORLD)