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CPTPP協定、ベトナム企業へのチャンスと試練

28日、ハノイで、商標・競争戦略研究所、及び電子雑誌「ベトナムビジネスマン」の共催により、CPTPP=環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定、ベトナム企業へのチャンスと試練」に関するシンポジウムが行われました。

このシンポジウムは、ベトナムの企業共同体に対するCPTPP協定のチャンスと試練を明らかにすることが狙いです。

去る2018年11月12日に、ベトナム国会は、CPTPP協定と関連文書の批准決議を採択しました。これにより、ベトナムは、CPTPP協定の国内の批准手続きを完了した第7国目となっています。

商標・競争戦略研究所評議会のグエン・バン・ナム会長は「CPTPP協定の恩恵を活用する為には、各企業は、管理と経営の思考を主体的に変更させる必要がある。」と強調し、次のように語っています。

(テープ)

「外国専門家の分析では、ベトナムは依然として、CPTPP協定に署名した11カ国の中に、最も多くのチャンスを受ける国々の一つです。しかし、これらのチャンスは大きな試練を伴います。それらの試練は、体制、政策、業務の格差にあります。そこで、政府だけでなく、企業さえも、これらの試練を乗り越えなければなりません。国際参入と経済発展に対する企業の役割は極めて重要です。企業は、CPTPP協定のチャンスを深く理解した上で、効果的に活用する一方、試練を認識して、思考や行動などを変化させたことで、試練を乗り越える必要があります。まもなく、CPTPP協定は発効することから、我々は行動しなければなりません。」

一方、財政学院のディン・ゴック・ティン教授は「ベトナムの企業は、生産性と競争力の向上のために、先進技術の応用に投資を促す必要がある。」と訴え、次のように述べています。

(テープ)

「ベトナムは、CPTPP協定から多くのチャンスを受けます。そこで、各企業は、生産能力の刷新、生産性の向上を行う為には、近代的な科学技術や最新設備を取り入れる必要があります。」
ソース:VOV

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