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CO2排出削減の稲作を目指す

29日午後、ハノイで、ベトナム農業農村開発省は、「ベトナム南部メコンデルタ地域のグリーン成長と、面積100万ヘクタールの高品質の稲作の持続可能な開発を両立させる草案」について国内外の専門家の意見を聴取するためのセミナーを行いました。

セミナーでは、二酸化炭素排出を削減する100万ヘクタールの高品質な稲の栽培地は世界初のモデルであり、気候変動と食料の安全保障問題が浮上する中、各国や国際組織から大きな財政的・技術的支援が期待できるとの意見が多くの出席者から出されました。

ベトナム農業農村開発省のチャン・タイン・ナム次官は、同草案はメコンデルタ地域の稲作を根本的に改革すると明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「同草案は、質の高い稲栽培面積100万ヘクタールの開発のほか、農業生産協同組合と関連企業の役割向上を図り、稲作のバリューチェーンを確保することをも目指しています。農業農村開発省は、大規模な投資を必要とするこの草案を展開するため、国の奨励政策や体制を通じて、企業、協同組合、国際組織、金融機関など社会全体のリソースを動員する方針です」

セミナーで、WB世界銀行ベトナム事務所の経済農業専門家Li Guo氏は、WBはベトナム農業農村開発省と連携し、メコンデルタ地域の開発を支援する用意があると強調しました。

ソース:VOVWORLD


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