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CLV10首脳会議、共同声明を発表

会議はインフラ整備から貿易の円滑化まで多くの分野においてこの3カ国が達成した成果を認めた上で、地域の平和、安定した環境の維持に対するCLVの協力の重要性を強調しました。

3月31日、ハノイで、ベトナムのグェン・スアン・フック首相、カンボジアのフンセン首相、ラオスのトンルン・シースリット首相の共催により、CLV10=カンボジア・ラオス・ベトナムからなる開発三角地帯第10回首脳会議が行われました。

会議にはリム・ジョクホイ ASEAN事務局長、ADB=アジア開発銀行の中尾武彦総裁、ジョアキン・レビ専務理事兼世銀グループ最高財務責任者が出席しました。ASEAN、ADB、WBの指導者がCLVの首脳会議に出席したのは今回が初めてです。

会議はインフラ整備から貿易の円滑化まで多くの分野においてこの3カ国が達成した成果を認めた上で、地域の平和、安定した環境の維持に対するCLVの協力の重要性を強調しました。

今後の協力方向に関して、3カ国の首相は全面的な協力を促進することを公約しました。グェン・スアン・フック首相の提案を基礎に、3カ国の首相はカンボジア・ラオス・ベトナムからなる開発三角地帯を3カ国の国境地帯にある13の省にとどまらず、この3ヶ国全体に網羅するように着々拡大させることで一致しました。このプロセスを起動させるため、3カ国の首相は「2030年までのCLV 加盟3カ国の経済を連結するマスタープラン」を採択しました。

会議後行われた記者会見で、グェン・スアン・フック首相は次のように語りました。

(テープ)

「3カ国の首相は3ヶ国がこれまでに培ってきた関係を強化する決意を示し、会議の多くの重要な内容で一致を見せました。また、3カ国の首相は今後も、協力関係を全面的に強化することを決定しました。これは3ヶ国だけでなく、ASEAN加盟諸国にとっても重要な意義を持っています。会議は今後の行動計画を出しました。その中で、開発三角地帯をASEANの欠かせない一部にする計画があります。

この機に、3カ国の首相はカンボジア・ラオス・ベトナムからなる開発三角地帯の協力に関する共同宣言に調印しました。また、次回の首脳会議がラオスで開かれることも決定されました。
ソース:VOV

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