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ASEAN ミャンマー軍側に特使の候補者を提示

(VOVWORLD) -ミャンマー情勢をめぐってASEAN=東南アジア諸国連合は、クーデターを起こした軍に対して民主派勢力との対話を仲介するASEANの特使の候補者を提示したと明らかにしました。ミャンマー軍側が今後、受け入れるかどうかが焦点です。

ASEANの議長国を務めるブルネイのエルワン第二外相とリム・ジョクホイASEAN事務局長は、今月3日から5日にかけてミャンマーを訪問し、軍のトップ、ミン・アウン・フライン司令官らと会談しました。

ASEAN事務局の発表によりますと、会談では、軍と民主派勢力との対話を仲介する特使について議論しASEAN側は加盟国から提案された特使の候補者を提示したということです。

発表では、候補者の具体的な名前は明らかにしていません。

ミャンマー情勢をめぐっては、ことし4月に開いたASEANの首脳級会議で、特使の派遣や暴力の即時停止など5つの項目について合意しています。

ただ、ミャンマー軍はこれまで合意内容の速やかな履行に後ろ向きな姿勢を示し、特使の受け入れについても、国内情勢が安定してから検討するとしていて、今後、ASEAN側が提示した候補者を特使として受け入れるかどうかが焦点です。


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