12日、AI＝人工知能と半導体に関する国際会議2025（AISC 2025）が「未来の創造：AIと世界の半導体技術の連携」をテーマにハノイで開幕しました。このイベントは計画投資省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)とアメリカのアイトマティック(Aitomatic)が共催するものです。
同会議には、グーグル(Google)、グーグル・ディープマインド(Google DeepMind)、IBM、インテル(Intel)、マーベル・テクノロジー(Marvell Technology)、コルボ(Qorvo)、台湾積体電路製造(TSMC)、メディアテック(MediaTek)、サムスン(Samsung)、東京エレクトロン、パナソニックといった世界有数のテクノロジー企業から、専門家や研究者、経営幹部が参加しています。
5日間にわたる同会議では、AIと半導体に関する最新技術のトレンド、とりわけAIを活用した半導体設計・製造の革新や、ベトナムにおける半導体産業発展の可能性に焦点を当てています。さらに、ベトナムがグローバルなAI・半導体バリューチェーンへの参入を深めるための政策や市場動向、機会についても議論が行われています。
ベトナムで会議を開催する理由について、アイトマティック創業者兼会長のクリストファー・グエン教授は次のように述べています。
（テープ）
「アイトマティックはこの3年間、世界中の様々な場所で会議を開催してきました。ベトナムのファム・ミン・チン首相のシリコンバレー訪問後、ここ数年、私たちは会議を重ね、ベトナムがグローバルテクノロジーとどのように連携しようとしているのかについてより深く理解するようになりました。そこで私たちは、AIと半導体の融合にとって最も刺激的な場所であるベトナムでグローバル会議を開催することを決定しました」
AISC 2025は、ベトナムにとって、最新情報にアクセスし、グローバル半導体産業およびAIのバリューチェーンにおける役割を確立する機会となります。
(VOVWORLD)