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AI協力を軸に、ベトナムと米国が技術エコシステム構築を加速

グエン・ホン・ジエン商工大臣は、ベトナムは貿易交渉において誠意を示し、アメリカが多くの成果を上げられるよう支援してきたと述べました。

現地時間の14日午後、アメリカ・ワシントンD.C.にある在アメリカ・ベトナム大使館で、グエン・ホン・ジエン商工大臣は、アメリカ国務省のジェイコブ・ヘルバーグ経済成長・環境・エネルギー担当次官と会見し、AI人工知能分野の協力強化と技術エコシステム構築について意見交換しました。

意見交換会の様子(写真:ベトナム商工省)

 ジエン大臣は、ハイテク分野におけるアメリカとの協力拡大は、両国の包括的な戦略的パートナーシップの枠組みに合致する「戦略的な一歩」であると述べ、ベトナムは科学技術とイノベーションを基盤とした成長を目指し、今後10年間で10%以上の成長率達成を目標に掲げていると強調しました。このため、AIや先端技術、技術エコシステムの発展に向けたアメリカとの協力は「適切かつ不可欠」と指摘しました。

また同大臣は、ベトナムは貿易交渉において誠意を示し、アメリカが多くの成果を上げられるよう支援してきたと述べ、アメリカ側に対し、包括的な戦略的パートナーシップにふさわしい柔軟かつ合理的な対応への希望を表明しました。具体的には、ハイテク製品輸出を制限する「D1・D3リスト」からの除外、ベトナム経済の市場経済としての認定などを検討するよう提案しました。

これに対し、ヘルバーグ次官は、AI分野をはじめ、安全保障、エネルギー、物流、サプライチェーンなど幅広い分野でベトナムとの協力を重視していると述べました。また、ベトナム側の提案について「高く評価しており、ドナルド・トランプ大統領を含むアメリカの高官にしっかり報告する」と述べました。

(VOVWORLD) 


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