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50歳を迎える世界の第6経済大国ASEAN

6億4千万人の人口を持つASEANは現在、世界の第6経済、アジアの第3経済となっています。ASEANは2050年をめどに、世界の第4経済になるという目標を掲げています。

ASEAN東南アジア諸国連合創設50周年にあたり、ベトナムのASEAN経済実務者団団長を務めるグエン・クイン・ガ氏は記者団のインタビューに答え、ASEANは世界経済で役割と影響を増していると強調しました。

また、2015年12月31日に設立されたASEAN経済共同体は、ASEAN内の経済統合を促進させる決意を示していると明らかにしました。ガ氏は次のように語りました。

「ASEAN経済共同体の設立は、貿易と投資の障壁撤廃や、投資・経営環境の透明化などにおけるASEANの決意と取り組みを示しています。現在、ASEANは、2025年までのASEAN経済ビジョンを作成中で、そのビジョンは、世界経済への参入促進、ASEAN内の結合、人間を中心とした全面的な成長などを主な柱としています。」

このように語ったガ氏はまた、ベトナムはASEANに加盟してからのこの22年間、ASEAN経済との結合を進めていると強調しました。ガ氏は、ベトナムは他のASEAN加盟国より、発展レベルが低かったものの、ASEAN経済共同体づくりを目指す目標の達成率が高いと評されていると述べ、次のように語りました。


「ベトナムは、ASEAN内の非関税障壁の撤廃を精力的に進めています。ベトナムは、ASEAN経済共同体づくりを目指すロードマップの91%の項目を完成させました。これはシンガポールに次ぐ成績です。また、関税について、ベトナムは既に、関税の91%を撤廃しましたが、2018年1月1日に、関税の98.1%を撤廃する予定です。」

なお、6億4千万人の人口を持つASEANは現在、世界の第6経済、アジアの第3経済となっています。ASEANは2050年をめどに、世界の第4経済になるという目標を掲げています。
ソース:VOV

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