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G20、途上国の債務返済猶予で合意 年末まで

(VOVWORLD) - 20カ国・地域(G20)は15日、財務相・中央銀行総裁会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大への対応策を協議しました。発展途上国の対外債務の返済を年内猶予することで合意しました。
この日の会議はテレビ電話形式で行われました。会議後に議長国を務めたサウジアラビアのジャドアーン財務相は、元本と金利の支払い猶予により、途上国は200億ドル以上を新型コロナ対策費用に充てることが可能になると説明しました。

世界銀行と国連が定義する最貧国に対して、債務の返済を猶予します。また、民間債権者に対しても債務返済猶予に参加するよう呼び掛けました。

関係筋によりますと、途上国の120億─140億ドル程度の債務が対象になります

新型コロナの感染拡大は、医療体制がぜい弱な途上国に特に大きな打撃を与えます。コロナ危機が始まってから、途上国は資金流出に見舞われています。また、多くの国はコモディティ価格の下落による影響も受けています。

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