クアンニン省の北東部に位置するコートー島地区は自然面積47平方km以上、人口約6.700人、大小30以上の島からなっています。その中には、コートー、タインラン、チャン島(チャンまたはチャンタイ島としても知られる)の 3つの大きな島があります。コートー島は東の公海に隣接しており、チャン島の海岸からバック ロン ヴィ島地区まで長さ約200kmあります。
現在、バック ロン ヴィは、ハイフォン市から約110km離れたトンキン湾の海域に位置する島地区です。面積は2,33平方kmと非常に小さいですが、バック ロン ヴィ島は戦略的な位置にあり、国防、安全保障、海洋経済発展の点で特別な重要性を持っています。バック ロン ヴィ海域は、海上での漁業や魚介類の開発に適した場所にあります。この海域には400種近くの魚介類が生息し、その多くは高い経済価値を持っています。特にここは栄養価も経済価値も高いアワビの「首都」とされています。
バックロンヴィ島の南水門(メイン側)。
撮影:ホアン・ハー/ベトナムフォトジャーナル
大規模な漁場であることから、バック ロン ヴィ島地区は北部漁業物流および捜索救助センターとなるよう投資され建設されました。バック ロン ヴィの水門と埠頭システムには嵐から避難し、海産物の取引や交換、食料、ガソリン、淡水の供給を行う2千隻近くの船やボートが収容されています。ここは、全国から何千もの漁船が集まる有名な目的地です。
バック ロン ヴィには、独特の自然景観があります。トンキン湾で最も発達したサンゴ礁生態系は広範囲に広がっており、かつては最大90%をカバーしていた場所もあります。さらに、島とその沿岸地域では、浮島生態系のグリーンベルト、ビーチ生態系、建設工事および建築工事が大きな観光の可能性を生み出しています。