ベトナムの生活

若者たちが映画で伝えるベトナム

国際短編ドキュメンタリー映画祭「ベトナム・カルチャー・イン・モーション2026」が、フランス・パリ中心部のサン・アンドレ・デ・ザール映画館で開幕しました。

映画祭は6月11日から7月5日まで、パリやロリアン、チェコのプラハ、ベルギーのブリュッセルなどヨーロッパ各地で上映会や交流イベントが行われるもので、ベトナムやベトナム系の若者たちが映画を通して自国の文化や暮らしを世界に発信する取り組みです。

主催者には100本を超える作品の応募があり、この中から選ばれた25作品が、ヨーロッパ4都市で合わせて14回上映されます。作品はいずれも30歳未満の若手制作者によるもので、18歳未満の制作者も数多く参加しています。
作品では、舞台裏で伝統芸能「トゥオン」を守り続ける芸人や、山間部の子どもたちに学びの機会を届ける教師、伝統的な織物を受け継ぐターオイ族の女性たち、さらに五感を通してハノイの新たな魅力を描いた作品など、現代ベトナムの多彩な姿が紹介されています。  
また、外交学院やビンユニ大学、デューイ・スクール、外国語大学など、ベトナム各地の大学や学校に通う学生や生徒も制作に参加しています。
高校生で、短編ドキュメンタリー「五感で感じるハノイ」の制作メンバー、ダオ・クアン・レさんは地祇のように話しました。
(テープ) 
「この映画祭は若い世代にぴったりのイベントです。ベトナム文化をテーマにした短編ドキュメンタリーを通して、自分たちの作品を海外の映画関係者に届ける貴重な機会になっています。」
映画祭の立ち上げに携わった運営委員のホアン・トゥ・チャンさんは次のように述べました。
(テープ) 
「『ベトナム・カルチャー・イン・モーション』は、若者の視点からベトナムの魅力をドキュメンタリー映画で世界に伝えたいという思いから始まったプロジェクトです。およそ1年にわたり、ベトナム各地の35校余りと協力し、100本を超える作品の応募があり、その中から25作品を選んでヨーロッパ各地で上映しています」
パリで予定されていた4回の上映会は、受付開始からわずか数日で満席となり、フランス人や在フランスベトナム人、学生、文化研究者、外国人観光客など600人を超える申し込みがありました。
在フランス・ベトナム文化センターのディン・ゴック・ドゥック所長は次のように語りました。
(テープ) 
「パリで上映された作品は、多くの観客の心に深い感動を与えました。ハノイや各地の日常の風景を通して、故郷を離れて暮らすベトナム人やフランスの人たちにも、ベトナム文化の魅力が伝わったと思います」
ベトナムを映画で伝えるには、資料収集や映像制作の技術など、地道な努力が欠かせません。デジタル技術を生かし、若い世代がベトナム文化の魅力を世界へ発信する動きが広がっています。

[VOVWORLD]


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