国会議員らは、「新型コロナの影響を受けたものの、ベトナムのマクロ経済が依然として安定している」と認めました。年初以来の9ヶ月の貿易収支はおよそ170億米ドルの黒字となっています。国際通貨基金は、「2020年に、ベトナムの経済は、ASEAN地域で第4位に達する可能性がある」と予測しています。2020年のベトナムのGDP=国内総生産の伸び率は2~3%に達すると見込まれています。
経済回復の方策について、ハノイ市選出のグエン・バン・チエン議員は次のように提案しています。
「人材育成の質的向上や、有利な経営投資環境の構築、健全な競争環境づくりを行う必要があります。同時に、新型コロナ収束後の社会保障政策の完備、観光発展の梃入れを進めることも重要だと思います。」
他方、会議で、国会議員らは、「経済発展への科学技術の導入、僻地や山間部での社会保障などに配慮する必要がある」と提案しました。
先ごろ、中部で発生した豪雨に伴う大洪水は深刻な人的物的被害をもたらしたことについて、中部クアンチ省選出のホアン・ドウック・タン議員は次のように語っています。
「政府は、中部地域、テイグエン地方などにおける森林の現状や、小規模な水力発電所の発展状況などへの点検、評価を指導する必要があります。その上で、環境保全や自然災害対応力に関する長期的な方策を見出します。同時に、あらゆる自然災害の予報、警報の能力向上、自然災害対策の連絡網の構築、土砂崩れや洪水の影響を受けた山間部の居住地の再配置、救護・救難能力向上を行わなければならないと思います。」
ソース:VOV