開会にあたり、国会議員は台風「ヤギ」により、亡くなった人を追悼するため、1分間の黙祷を捧げました。席上、開会演説に立ったチャン・タイン・マン国会議長は「今国会で15件の法案、3件の決議案が採択され、13件の法案に対する意見集約が行われる」と明らかにしました。

（テープ）

「今国会で、過去最多の法律文書が検討・採択されます。また、検討される法案や決議案が多くの分野に関係のあるものであり、産業界や有権者、全国国民の注目を集めています。国会議員に対し、民主体制、知性、専門性、科学性を発揮し、これらの法案の内容と立法技術について全面的な意見集約を行うよう求めます」

また、監視活動について、有権者と人民の意見をまとめる報告がなされるほか、質疑応答が行われます。さらに、国家主席の選出が予定されているとしています。

開会式で、トーラム党書記長・国家主席は演説を行い、その中で、今回の会議は第13期党中央委員会第10回総会決議を制度化するための最初の会議であり、党の政策を現実化し、国の重要な課題を解決する会議である」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ） 

「新しい時代における国の開発の要求に応えるため、国会が運営方式を強力に改革するよう提案します。中には国家管理の要求に応え、すべてのリソースを開発に活用するため、立法活動を改革すること、国会が監視活動をさらに効果的に実施すること、および国会の構造と運営方式を強力に改革し、国会議員の権限と任務遂行の効果向上を図ることが含まれています」

その後、ファム・ミン・チン首相は、2024年の社会経済開発計画の実施の結果と 2025年の社会経済発展計画に関する報告を行いました。国会の開会式に先立って、党、政府、ベトナム祖国戦線の指導者と国会議員が、ホーチミン廟を訪れ、花輪を捧げました。