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第11回日越防衛政策対話 福岡で開催

10日午後、福岡市で第11回日越防衛政策対話が開かれ、ベトナム国防省のホアン・スアン・チエン次官と防衛省の加野幸司(かの・こうじ)審議官が共同議長を務めました。

チエン次官は冒頭、ベトナムの外交方針について説明しました。独立自主の平和外交を基本とし、対外関係の多角化を進める考えを示しました。また、国際社会との協力を重視し、紛争解決にあたっては国際法に基づく平和的手段を追求する姿勢を強調しました。

両国の防衛協力については、チエン次官は前回の対話以降、着実に進展していると評価しました。具体的な成果として、人材交流や教育訓練の促進、防衛産業での協力、国連PKOへの参加、災害救援活動などの分野で連携が深まっていることを指摘しました。

一方、加野防衛審議官は、インド太平洋地域の安定に向けた日越関係の重要性を強調しました。法の支配に基づく国際秩序の維持や、地域の平和と発展に向けたベトナムの建設的な役割を評価しました。

会談の最後に双方は、今後も防衛協力をさらに発展させていくことで一致し、実務レベルでの交流を一層促進していくことを確認しました。

(VOVWORLD) 


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