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水産物輸出振興の推進

0月31日、ハノイで、商工省の主催により、「水産部門とともに歩んで水産物の輸出振興を推進する」をテーマとした会議が行われました。

席上、発言に立ったベトナムの水産加工輸出協会の代表によりますと、全国の過去9ヶ月間の水産物の輸出額は66億ドルに達し、昨年同期と比べ約22%減となっています。しかし、年末までの数ヶ月間に、国内と主力輸出先における購買力が向上すると予測されることにより、水産物の輸出が回復することでしょう。

一方、商工省・輸出入局のチャン・タイン・ハイ副局長は、「IUU=違法・無報告・無規制漁業に対するEC欧州委員会のイエローカードの解除は極めて重要な任務である。これは、EU欧州連合向けの輸出のためだけでなく、水産部門の持続可能な開発に役立つから」と確認し、次のように語っています。

(テープ)

「現在、各国から食品の安全や、品質、特にトレーサビリティに対して厳しく求められています。ECがベトナムの水産物にイエローカードを適用することは勧告の一つです。そのほかの市場も同様の措置を講じる可能性があります。ですので、ベトナムはイエローカードの解除を目指して、IUUに十分に対処しなければなりません」

他方、ベルギーとEU駐在ベトナム貿易参事官であるチャン・ゴック・クアン氏は、「去る10月中に、ECの査察団はベトナムを訪れ、現場での査察を行い、IUU対策の展開に関するベトナム政府の取り組みを高く評価した。しかし、ECの査察団によりますと、現場にはいまだ問題点が残っている。そこで、ECが引き続き見極め、評価する。次の6ヶ月の間に、もしベトナムが現場での前向きな展望を見せれば、ECはイエローカードの解除を検討する」と明らかにしました。

(VOVWORLD) 


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