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映画「ムア・ド(赤い雨)」退役軍人と枯葉剤被害者向け上映

8月22日に公開されたベトナムの映画「ムア・ド(赤い雨)」は、1972年に中部クアンチ省の古城を守るため、兵士や市民が81日間にわたり戦った様子を描いたものです。
9月14日午後、ホーチミン市で、ホーチミン市友好組織連合会、およびホーチミン市枯葉剤・ダイオキシン被害者協会は、枯葉剤被害者と退役軍人という特別な観客を招き、映画の特別上映会を共同で開催しました。
退役軍人であるグエン・レ・タインさんは、映画を観ながら涙をこらえ、かつての戦友を思い出しました。
(テープ)
「映画はとても素晴らしかったです。特に戦友愛が描かれている点が良かったですね。当時、私の多くの戦友が犠牲になりました。私は25日間昼夜を問わず塹壕にいて、体を洗うこともできず、雨や日差しに耐えながら、仲間たちと土の混じったレーションや握り飯を分け合いました。平和な今、私たちは団結し、国をより強く築き上げていかなければなりません」

上映後の交流会で、クアンチ旧城塞での81日間の防衛戦を指揮した司令官チャン・ビンを演じた人民芸術家チョン・ハイ氏は、この作品に参加できたことを誇りに思うと語りました。

(VOVWORLD)


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